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公立学校はサラリーマン養成所

 子どもたちは教育を受けるうちに、どこかの時点で、自分の職業につながる教育を選択します。

 その選択の時点が、今の日本では、あまりに早い時点になっているのではないでしょうか。それも、選択ではなく、それしかないという形でコースを押し付けられます。どういうコースかというと、サラリーマンになるコースです。
 小学校が、まるでサラリーマン養成所のようなものになっているためです。
 
 このコースには、明示されていないカリキュラムがあり、次のようなことを子どもたちにまず身に着けさせようとします。
 
・休まない、遅刻しない。
・ノルマを達成する。
・評定をよくするために働く。
・無味乾燥さに耐える。
・命令に服従する。
・褒められたい、叱られたくない一心にさせる。
・仕事を家に持ち帰る。
 いずれもサラリーマン生活で、苦痛の大きい部分です。大人たちが、自分たちが耐えなければならないことを子どものときから耐えさせようとする。「社会に出れば厳しいんだから」が、この人たちの口癖です。
 
 しかし、休まず遅れず指示に服していることなど、簡単なことです。大人になれば当たり前にできます。子どものときはなかなかできませんが、それはもっと他にやりたいことがあるからできないだけです。その、もっと他にやりたいことが、人間発達の上からは重要な意味を持っています。
 
 中学生くらいまでの年齢は、もっと人間としての基本的な身体や感覚や情動を作っている時期です。子ども時代はかけがえがありません。
 いまの小学校、中学校は、結局のところサラリーマン養成所になってしまっています。そうではない、もっと人間の発達に即した教育が、切実に必要とされています。

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