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2013年5月

未来の教育

私が思い描く未来の教育の姿です。近未来の、実現可能な範囲で考えています。

〇 コンピュータですむことは、コンピュータソフトでの習得が主流になる。計算練習、パターン認識、シミュレーションなどの学習ソフトが発達する。一流ソフトハウスが教育に参入し、ゲームとサシで勝負できるほど熱中できる学習ソフトを提供する。学習ソフトは、主に家庭やクラブ活動で行う。

〇 学校は、人と人が触れ合わないと伝えられないことに特化していく。共同作業、対話、討論が多い。黒板とチョークの集団授業は、最小限になる。大人と子ども、子ども同士の相互理解を育てることが、学校の重要な役割になる。

〇 学校は週4日、午前中だけ。ムチとニンジンの原理で子どもを動かさない。賞罰に頼らずに学びに導く研究が十分になされている。小中学校は試験をしない。宿題に依存する学校は無能な学校と見なされる。

〇 午後の時間は、地域有志やNPOなどが、さまざまなスポーツクラブ、趣味のクラブ、工作・工芸、実験・研究などの活動を用意する。この活動は、学校横断的で、異年齢構成。優秀なリーダーが、有給で配置されている。学校がこの活動に参入してもよい。

〇 教員は、研究、研修、準備のための十分な時間がある。教員同士の研究会が、たくさん組織される。
 優秀な幼児教育、初等教育の先生は、社会の宝として大学教授と同等以上の待遇を受ける。子どもと接することと、後進を育てることに専念できるようにする。

〇 教員養成は、実技中心で行われる。現実の子どもを理解することと、どのように援助するかを学ぶすることが中心になる。

〇 学校は、基本的に設置自由である。さまざまな教育方針の学校があって、保護者と子どもが選択できる。人気校はウェイティングリスト方式を採り、学力試験は行わない。

〇 ホームエデュケーションが発達し、学校や地域活動と連携しながら、カスタマイズされた教育を手配することができる。ホームエデュケーション家庭の相互援助組織が発達する。

〇 障害を持つ場合、割り増しの教育費が支給され、その子にあった教育を手配できる。どのような教育を受ける場合でも、その教育費が本人について回る。

〇 語学、数学、理科実験など、各種の技能認定制度が発達し、誰でも年齢、学校在籍に関係なく、社会的な証明を得ることができる。

〇 いちど取得すれば生涯有効な大学入学資格をもうける。この資格があれば、原則として大学には願書を出すだけで入れる。医学部など、定員オーバーが予想されるところは、適性検査とくじ引きで調整する。

〇 大学はきちんと試験をする。落第は多くなるが、願書を出すだけで他に移れるので、学生も学校も落第の負担が少ない。自分の適性を見つけるまでには試行錯誤が必要であることを、学校も学生も理解している。

〇 教育費はすべて無償とする。入学資格制度なので、大学にいつでも入学することができる。ほんとうに学び必要を感じたときに学ぶことができる。生涯教育システムが発達する。

〇 このようなシステムを実現した場合、教育での必要人員は増え、雇用は大幅に増える。教育費は現在の5割増し程度かかる。消費税アップでまかなう。どのような経済活動も教育システムのおかげで成り立つのだから、教育費は財物やサービスの原価の一部と考える。

(付記 税は再分配であって、増税しても経済は縮小しない。むしろ、積極的に教育での雇用を増やすべきである。消費税ならば、輸入品にも同等に課税される。日本で売られる輸入品には、消費税で日本社会のシステム維持費を負担してもらう。)
 

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利己的な人間を育てたくなかったら

利己的な人間を育てたくなかったら、理解と共感の場で育てることです。

利己的な人間を育てたいのなら、いつもその人の欠点を見て「おまえときたら」と指摘することです。

賞罰で行動を誘導していると、自分の利害しか考えない人間を育てます。

自分の利己主義から抜け出したいなら、利己的な行動を取るときの裏にある恐怖を抱きしめることです。

なんか、えらそうな箴言になってしまいました。
利己的というのは、その人が悪い人だということではないんです。
恐怖や不安にかられた行動を取っているだけなんです。


 

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