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智恵の源

 人間の中に、自分の安全を図るために、手段の限りを尽くしている中枢があります。
 目立とうとしたり、隠れようとしたり、自分を良くみせたり、他人を責め立てたり・・・・、とこの中枢は動物的な狡猾さを持っています。

 ほんとうは、この中枢が、生きる力と智恵のエンジン部分を担っているのです。

 でも、同調の強制や、能力競争の中で、この中枢は表に出ることができなくて、すっかり動物的次元に退化しています。それで、われわれはお互いに、ごまかしや、逃避や、権力欲や、攻撃性に悩まされるのであります。

 この中枢がちゃんと育てば、いつも全状況を判断して、愛と智恵をわき出させてくれるようになります。

 それには、脅しや、賞罰や、競争に訴える教育をしないこと。
 大事な、大事なエネルギーが、自己保存の動物的狡猾さに退化してしまうからです。

 もし、自分の中の怯えているものが、いかに動物的狡猾さを発揮しているか、非難も理論付けもなく認知できたら、慈愛の想いが自然に湧いてきます。その慈愛が、自分にも他人にも、広々とした空間を作っていくのです。
 そのとき、動物的な狡猾さだった中枢は、恐怖への反射的行動に限定されなくなり、考えと気持ちと行動を調和させる大広間のようなものになっています。

 子どもを理解しましょう。
 自分を理解することから子どもの理解に向かうこともできますし、子どもを理解することから、自分を理解することもできます。

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