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どうなってるの!?教育委員会

11月30日発売の
「イミダススペシャル 時事力 2009」 集英社
の約70テーマの一つとして
「どうなってるの!?教育委員会」
と題した教育委員会論を執筆しました。

 一見開き(2ページ)の分量で、教育委員会の構造と問題点が把握できるようにしてあります。短いものなので、読みやすいかと思います。
 読んでいただければ幸いです

 要旨:

 日本の教育委員会は米国の制度と外見はよく似ているが、内実はまったく違う。米国の教育委員会に比べて日本の教育委員会は権限がたいへん弱いため、単なる事務局と化しやすい。

 戦後日本の教育行政は、”文科省暫定運営体制”がそのまま定着したものであり、それが責任者不在の体制を生じさせた。文科省、教育委員会、自治体の間で、責任体制が不明確である。

 現在の教育行政の最大の問題点は、保護者・住民に対して責任を追う仕組みが整備されていないことである。

 将来については、単純な存続論にも廃止論にも走るべきではない。存続させるなら、公選された教育委員による教育長任命の方向に行くべき。廃止するなら、学校ごとに運営協議会を作って、そこに校長人事権を渡す。自治体の首長に校長の人事権を渡すことは、政治介入を招き、危険である。

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コメント

「現在の教育行政の最大の問題点は、保護者・住民に対して責任を追う仕組みが整備されていないことである。」

こんばんは。上記のことについて疑問があります。
仮に、責任を追う仕組みの整備が整ったとして、その中にどのくらいまでまでが教育委員会の責任かというのを明記できると思いますか。

例えばちょっと前にテレビ放映されていた「モンスターペアレンツ」で提示されていた内容です。
見ていて腹が立った人は多くいたと思いますが、あのぐらいのことさえ法律的に解決できないのに、教育委員会程度で責任がとれるのでしょうか。
ましてや校長や運営協議会に解決できるのでしょうか。

教育委員会の解体は個人的ないちゃもんが無い時代の話のような気がします。

投稿: | 2008年11月30日 (日) 21時24分

 一般行政では、住民に対して責任を負うシステムが確立しており、市役所がモンスター住民に困らされていません。
 教育では、保護者・住民に責任を負うシステムを欠いたまま、「ご意見を拝聴します」と言っています。これでは、明治政府やソ連と同じです。言いたい放題の攻撃にさらされるか、発言権を封じるかしかなくなるはずです。
 また、教育行政には選挙がないので、「これが住民の総意だ」というものが明確になっていくプロセスがありません。
 モンスターがいるからと、住民に対して責任を負うシステムの確立を怠れば、なおいっそう、事態の悪化を招きます。 

投稿: 古山 | 2008年12月 1日 (月) 09時18分

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