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知らずを知らずとなす

 倫理道徳の当たり前であり、知識・技能の当たり前であること。そして教育の当たり前であるべきこと。

 「知るを知るとなし、知らずを知らずとなせ。これ知るなり」

 ところが、学校ではテストで点数を付けられるから、丸暗記でも、あてずっぽうでも、点を取ることが推奨される。とくに中学以降の常識は、「知らずとも知るとなせ。これ利口なり」である。
 自分はまったくわからないから、と白紙で解答を出す生徒は、「せめてなにか書け。まぐれあたりということもある」と叱られるだろう。

 でも、知らないことを知っているとしたときに、人間の精神は大事なところで崩れていく。

 世の中にでると、なんでも立派にしゃべれば通用する。
 人にひけらかす気がないとしても、きれいな説明を持っていると不安がなくなり、対処できる気になる。
 役職につくと、知らないことでも知っていると見せなければならない。

 それで人間たちが、真理感覚を失い、崩れていく。

 試験勉強に励む受験生に接したり、
 レポート書きをする大学生に接したり、
 「私の若い頃には...」と教育に注文をつける実業家に接したり、
 中教審の答申を読んだりすると、
 知らずを知らずとなすことは、大事だなあと思う。

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コメント

知らずを知らずとなす。
大切なことですね。

投稿: 綾ちん | 2008年10月16日 (木) 15時20分

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