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学校に合わない子が多数存在する

 不登校問題は、「現在の学校に合わない子が多数存在する」と客観的に受け止めるべきだと思う。

 不登校のお子さんを持つ保護者の相談を受けることが多かったが、現実は「頑張って学校に行きましょう」などという生やさしいレベルではないのだ。頑張って解決するようなことなら、とっくに解決しているはずで、それではどうにもならないから不登校になるのである。

 不登校の子のほとんどは、強いストレスにさらされている。身体症状が出ているケースも多い。学校で強いストレスを受け、恐怖に怯えている子ども達がいる、という現実がなかなか認識されないのである。

 子どもの症状が認識されると、こんどは本人の心理的問題や精神疾患とのみ捉えられてしまう。
 これは、ちょうど、しきたりの多い家に嫁いだお嫁さんが限界に達して実家に逃げ込んだとき、「本人の性格の問題、心理的な弱さ」と説明されるのと同じだと思う。
 そうではなく、独自性のあるお嫁さんと、独自性のある家の間で、両者の関係が行き詰まったということである。
 不登校も、両者の関係の行き詰まりと捉えるべきあり、誰のせいであると悪者探しに向かうべきではない。

 いかなる教育機関も、自分がすべての子どもに対してよい教育機関であると主張するのは、傲慢だと思う。また、特定の教育機関に合わないからといって、その子の道を閉ざしてはいけない。

 どんな人も自分に合った教育を求めてよい、既存の学校に合わなければ学校を自由に作って良い、そういう道をつくらずに、すべての人に教育義務を課すのは無理ではないか。
 じっさいにこの「自分に合った教育を受ける権利」と「学校を作る自由」は、国際人権条約で保障されているのである。国内法を、これに沿って整備しなければいけない。

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