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モンスターペアレント問題は教育行政の不備

 モンスターペアレントという言葉が盛んに言われる。学校が、あまりに常識をはずれた親のクレームに困っていると。
 極端なクレーマーがいることは事実だ。そのため先生たちが時間もエネルギーも奪われているのも事実だ。しかし、モンスター呼ばわりしているエネルギーがあったら、こういうことは学校も応対しかねる、ということを保護者たちといっしょになって確立し、その周知を図ったほうがよいだろう。

 学校関係者たちに、”モンスターペアレント”という言葉が広がったのは、自治体や教育委員会まで含めて、教育での意見や不満を吸い上げるシステムが不備なためだと思うし、やはり学校の狭い価値観からしか見ていないと思う。

 1クラスを40人とすれば、保護者は80人いる。その中には、いろいろな人がいるのは当然である。大部分は、穏健な人たちだ。むしろ、遠慮しすぎの人たちが多数派だろうと思う。親がみんなモンスターのようなイメージを作ってはいけない。

 私は、私塾をしていたが、保護者のみなさんは常識的だし、問題点を指摘するときはものすごく気を遣ってくれていた。それが、普通の親像だと思う。

 極端なクレーマーはたしかにいる。しかし、市役所に、”モンスター住民”という言葉があるだろうか。私塾が、蔭口でさえ、モンスターペアレントという言葉を使うだろうか。
 とにかく、双方の言い分をきちんときく第三者機関を作ってないし、代議制度に相当するものがないことが問題だ。親は学校に対して「ここで相手にわからせるしか手段がない」から攻撃的になるのである。
 教育委員会があると思われるだろうが、教育委員会は、学校を管理する上司であって、第三者機関ではないのである。

 『地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法 1956)』が根本原因だと思う。『地教行法』を抜本的に改めて、保護者の正式な運営参加を作っていかないと、学校はいつまでも「言い過ぎる親」と「言わなすぎる親」に悩まされるだろう。

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